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  1. Q 期限の利益の喪失とは? 今後どうなるの?

    住宅ローンの延滞が続き、「催告書」が届きました。
    その書類の中に「期限の利益を喪失」した旨記載されていました。
    これは、どういうことを意味するのでしょうか?
    今後どうなってしまうのでしょうか?

    A 住宅ローンの残高を一括返済できなければ「競売」での強制売却になるという事です。

    期限の利益とは、民法136条にある「期限の到来までは債務の履行をしなくてもよい」という債務者の利益のことです。
    一方、期限の利益の喪失とは「債務者の期限の利益を喪失させることによって期限の到来前であっても、債務の履行を請求できるようになる」ということです。

    では実際、期限の利益を喪失すると、どうなるのでしょうか。
    通常、住宅ローンの支払いは事前に取り決めた期限が来るまで返済をする必要はなく、それまでの間は毎月定まった金額の支払いをしていれば、何の問題も生じません。
    これが債務者にとって非常に有利な「期限の利益」なのです。
    しかし、債務者がローンの支払いを滞ったり破産したりすると、融資した債権者は残っている住宅ローンを回収できなくなる可能性が出てきます。
    その為に、「債務者の期限の利益を喪失させ一括で残り全部のお金を支払わせる」内容の文言が、住宅ローンを借りる際に締結した契約書(金銭消費貸借契約)に記されています。

    結果、期限の利益を喪失したら、
    「代位弁済します」
    「全額一括で支払ってください」
    「法的手続き(競売の手続き)をします」という状況になります。

    【期限の利益喪失後の対応策】
    ・残る住宅ローン全額を用意して返済をする。
    ・任意売却でその不動産を処分して支払う。
    ・そのまま放置して競売での強制退去を待つ。

    この中でベストな選択は『任意売却でその不動産を処分して支払う』になります。
    期限の利益喪失後、「住宅ローンの延滞や税金等の滞納した分とそれに伴う遅延損害金をまとめて払えば、今まで通りの支払い条件になりますか?」という質問をいただくことがあります。
    しかし、延滞分+遅延損害金を支払っただけでは、今まで通りの支払い条件に戻すことはできません。
    期限の利益という分割支払いの条件を一度失ってしまったら、元には戻せないのです。